くみたて遊びのおもちゃを選ぶ、
3つのポイント |
1.部品や道具、全て、木製とは限らない
(特に、ボルト、ナットなどのネジを切った部品)
2.小さい子が遊んでも、危なくない大きさ、形か?
(小さな部品、とがった道具などは、ないか)
3.穴の開いた板の裏側に、手が楽にはいるか?
(ボルトにナットをはめて、ドライバーで締めやすいか)
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| 1.素材は、全部、木? |
まず、せっかく、木のおもちゃを買ったのに、部品が一部、プラスチックだった、という事が、
意外とあります。わかりやすく、表記されていて、納得の上で購入するなら良いのですが、
私達、小売店が、メーカーからもらうカタログでも、明記されていなくて、写真からは
判断がつかない場合もあります。
店長は、「木のおもちゃは、ぜんぶ木がいいな!!」と、こだわって、取り扱い商品を
選んでいるのですが、「全部木か、一部プラスチックか?」という事は、
あまり重要視していない(木製玩具)メーカーもあるのかもしれません。
一度、理由をたずねたところ、「ネジは磨耗するので」という返事をもらった
ことがあります。でも、幼稚園などで、たくさんの子達が毎日、10年も、20年使う訳ではなく、
家庭で遊ぶ位なら...木で作ってくれてもいいのになぁ〜と店長は思います。
作る側の立場を想像すると、木製のボルトやナットの「ネジを切る」工程は、
手間(コスト)がかかるし、摩擦が大きいから、湿気などの影響を受けたりすると、
締めにくくなりやすい、つまり「精度」が悪くなる...(クレームがつくと困る)、
などと敬遠してしまうのかもしれません。
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| 2.危なくない大きさ、形か? |
「くみたて遊び」と、「ハンマートーイ(2才頃のお子様に向いてるペグタイプ)」は、
要素が似ていますが、やはり、遊んでみると違います。
くみたて遊びの場合、「大工さんごっこ」なので、ペグは、
釘打ちをイメージして、でっぱった「頭」のあるペグですが、
ハンマートーイは、「叩く」動作をくりかえす、基本的な遊びなので、
ペグに「頭」が無く、基本的に、本体から外さない(抜き取らない)で、
本体ごと、上下をひっくり返して遊びます。
「でっぱっている釘を叩く」のと、「最初から、釘を打つ」のでは、
釘を支えなければならない分、小さい子にとっては、
難易度が高い遊びなのです。
木のおもちゃに限らず、メーカーが設定している「対象年齢」は、
遊びの内容よりも、部品のサイズに左右される部分があるようです。
大雑把にくくると、3歳以上なら、おもちゃを口に入れたら危ない、
おもちゃは食べ物ではない、と理解できる年齢。3歳未満なら、
危ないから、遊ばないでね、という感じです。
でも、全部、その通りに、子供におもちゃを与えていたら、
「旬の時期」を逃してしまう...というのが、店長が、おもちゃ屋として、
お客様を通じて知り得た実感であり、自分の娘達の遊びを観察していても、
やはり、「対象年齢」と、「実際の遊ぶ時期」に、微妙なズレを感じてしまいます。
遊ぶお子様の安全を第一に考えれば、仕方のないことなので、
店長としては、これからも、HPを通じて、パパ・ママ達に、
「3歳未満の子には、できるだけ、部品の大きなおもちゃを与えて欲しい」ということと、
「安全のためだけでなく、子供達が喜ぶから、一緒に遊んで欲しい」という、
メッセージを、ずっと、送り続けていくつもりです。
これは、玉や車をを転がして遊ぶ「動きを楽しむおもちゃ」でも、
包丁で、木の野菜や果物を切る「ままごと(食材)」でも、同じ事が言えます。
どちらも、1〜2才で遊び始め、3才をすぎても遊ぶおもちゃです。
1〜2才で遊んでも、危なくなくて(もちろん、1人遊びではなく、大人と一緒に遊んで)、
3才をすぎても、まだまだ、十分に楽しめる面白さを持っているおもちゃが、
「長く、安全に遊べる、良いおもちゃ」だと、店長は、考えています。 |
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| 3.裏側に、手が楽にはいるか? |
これは、ママより、パパの方が、組立て作業の感覚として、理解しやすいかもしれません。
「大工さんごっこ」のおもちゃといえば、穴の開いた、小さなテーブル型の本体に、
杭・ボルト・ナットなどの部品、ドライバーやスパナ、ハンマーなどの道具が、定番です。
本体の端に、小さな万力(板などをはさみこんで、固定する道具)がついていることもあります。
大工さんごっこと、ハンマートーイの大きな違いでもあるのが、「ボルト&ナット」。
どう遊ぶかというと、本体の穴にボルトを差込み、裏側にナットを当てて、少しネジこみ、
ナットをスパナで押さえ、ボルトをドライバーで、ネジネジする。というのが、
大工さんごっこの醍醐味(?)。もちろん、最初は、スパナもドライバーも無しで、
手で回してはめても良いのですが、ともかく、その際に、裏側に、手がうまく入らないことには、
ナットを押さえたり、回したりできません。
多くの大工さんごっこのおもちゃの本体は、高さが子供に合わせて低めですから、
子供とはいえ、手を板の下から入れるのが、窮屈そうなデザインも、結構、多いのです。
(実は、わが家で遊んでいるのも、そうなのです)ナットを押さえているのが大変だったり、
手元がよく見えないと、子供はどうすると思いますか?
本体を横に倒して、右の手元と、左の手元を、かわりばんこに、見ながら、
ネジを回したりします。本体は、だいたい、四角く、重さも少しありますから、
小さい子には、手にあまってしまいます。かと言って、大人がナットを押さえているとか、
手伝ってしまえば、子供の、「自分でできた!」という喜びは半減してしまいます。
以上の3点を考えると、「たかが、子供の大工ごっこ」も「されど、大工ごっこ」。
どれも、帯に短し、たすきに長し...、なのです。当店でも、色々なメーカーの商品を、
販売してきましたが、2才頃の小さなお子様に、おすすめできる「これだ!!」という、
決定打になるものは、なかなか見つかりませんでした。 |
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あらためて、良さがわかった
「ピントーイ社」のおもちゃ |
そんな中、淡々と、売れ続けていたのが、ピントーイ社の「くみたてあそび、のりもの」です。これは、道具は、ドライバーのみ、部品は、ボルトとナットの2種類と、シンプルですが、くみたて方によって、違う形ののりものに、見える作品がつくり出せます。店長も気に入っていました。ただ、年齢的には、自分で、どんな形にくみたてようか、考えられる、3才から4才のお子様向けの商品です。
ある日、「良い、工具セット、ないかなぁ〜と、カタログを眺めていて、ふと、気付きました。「ピントーイの「道具箱」と「くみたてあそび・のりもの」は、同じメーカーなんだから、道具や部品が同じサイズ?もしかして、一緒に遊べるのでは?」
カタログの写真では確認できないので、さっそく、「どうぐばこ」も、仕入れてみました。すると、やはりそうです。当たり前といえば、当たり前、なぜ、今まで気づかなかったのだろう!!という感じですが、ナットやボルトは共通なのです。
だったら、2才頃、初めてのくみたて遊びでは、「どうぐ箱」から与え、道具の使い方をマスターしてきたら、「くみたてあそび・のりもの」を「追加」したら、遊びなれた小さい頃のおもちゃも無駄にせず、遊びがもっと、広げられる!!店長、なんだか、ワクワクしてきました!!
実は、「どうぐばこ」は、以前にも、取り扱ったことがあります。ただ、その時は、店長も、まだまだ、勉強不足・体験不足で、「三角って、なんだか、へんな形だな」と、思っていたのです。
その後、長女が、だいくさんごっこをやるようになって、「これなら」と思って与えたものが、先ほども書いたように、「本体の穴のあいた板の下に、手がいれづらい」デザインだったのです。実際に、目の前で、子供が遊んで「う〜ん、できない〜」と、怒るのを見て、「ああ、手が下に入れづらいと、ナットが押さえられないのか〜」と、気づかされたのです。(それ以外は、とてもよいおもちゃなのですが....)
そんな、実体験も踏まえ、あらためて、「どうぐばこ」に触れてみると、この「へんな三角の形」が、裏に手を回して遊ぶのには、都合が良い形であることが良くわかります。(誤解のないように書いておくと、、テーブル型でも、穴のあいた天板の下が、「スカッ」と、空間が開いていれば、遊びやすいです)
それに、大人が持っても、「ぽてっ」と、した感じの、大きな道具たち。小さな手で持った時、細長かったり、尖ったりしている道具では、振り回したらあぶない感じですが、これは、なんというか、「かたまり」で、手で包みこんで、持ちたいような、ほっぺににくっつけても、痛くないような、そんな大きさと、形なのです。
素材は、ラバーウッド、ゴムの木です。ピントーイ社は、タイの大きなおもちゃメーカーです。暖かい国で、早く成長するゴムの木は、25年ほどすると、ゴムの樹液を採取できなくなり、今までは、焼却処分されていましが、今では、おもちゃをはじめ、食器や家具など、色々な木製品に生まれ変わっています。
ゴムの木は、柔らかく、加工しやすいようで、おもちゃには、向いている素材です。感触は、柔らかな感じですが、とても頑丈です。薄い板にして使うことは、あまりなく、ゴムの木のおもちゃは、たいてい、厚みがあります。「ぽてっ」としたあたたかで、素朴な感じで、店長は好きです。リアル過ぎない、けれど、ちゃんと機能する、部品や道具達が、とても、可愛いと思います。
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あなたのお子様が、どんな風に
遊んでくれたか、教えてください!! |
ままごとは女の子、だいくさんごっこは男の子、そんな風に、昔は思われていました。でも、今の、男の子も楽しく、ままごとで遊んでいます。今、女の子は、だいくさんごっこを、するのでしょうか?ままごとをする男の子に比べると、少数派な気がします。大人が、「女の子だから必要ない」と、あまり積極的に、その機会(おもちゃ)を与えないのかもしれませんね。
店長は、男の子の遊びのイメージのあるおもちゃも、娘に、どんどん、与えています。長女は、2〜3才頃、だいくさんごっこをはじめました。「カストールの修理屋さん」とか、「カバのハリーヒーポ、家を建てる」など、その時期に好きだった絵本の影響も強いです。結構、短期集中型で、夢中になって遊び、できるようになってしまうと、また、ままごとなどを始めました。
ちょうど、道具の使い方を覚える時期だったのかもしれません。その時に与えたおもちゃは、「道具の使い方を覚える」ことには向いていたけれど、その後、発展するタイプではありませんでした。トンカチみたいなタイプだったら、今でもよく遊んでいたかもしれません。
でも、そういうおもちゃもあると思うのです。もちろん、親としては、「長く遊べるおもちゃ」が理想ですが、「ハンマートーイ」の旬の時期が、なんでも「叩きたい」気分の、1才〜2才の頃なのと同じように、「だいくさんごっこ(基本的な道具の使い方を覚えられるようなセット)」は、2〜3才の頃が、「旬の時期」なのではないかと思います。
店長の家では、(長女にとっては)旬の時期を過ぎた、と思われるおもちゃも、そのほとんどを棚に出しています。いつまで、このおもちゃで遊ぶかなぁ〜と、観察を続けているのです(スペースの都合上、木のおもちゃ以外は、押入れにしまったり、また、出したりしています)。
長女が、小さな頃遊んだ木のおもちゃが、出しっぱなしのまま、4才違いの次女が生まれました。次女は、成長に合わせて、おもちゃを(慎重に)与えられていた長女に比べ、生まれた時から、たくさんの姉のおもちゃに囲まれて育っています。姉が遊ぶ様子を、じーっと、見ています。1才になると、「あう、あう〜(それをよこせ〜)」と、色んなおもちゃを指差し、いじり始めるようになりました。
親の私達も、初めての赤ちゃんの時にくらべると、「このくらいの大きさなら、いじっていても、大丈夫だろう」と余裕をもって見守れるようになったり、「もう、これで、遊べるのかな?」と興味深く思う部分もあって、様子をみながらですが、危なくなさそうな物から、色々、与えてみました。
結果、次女は店長の予想より早く、色んなおもちゃに手を出し、楽しく遊んでいます。過去に、お客様からのご感想を読んで、「○才○ヶ月で、もう、○○で、遊べるの?早い〜」なんて、驚いていたものですが、実は、そんなに特別なことではなく、わが家がそうだったように、2人目だったりすると、自然にそうなるものだったのかなぁ、などと、今さら、気づいたりします。
「おもちゃコンサルタント」の「知識」は、「実際の子育て」の「体験」や「実感」には、遠く及ばないものだと、以前から感じていました。長女が生まれ、成長と共に、一緒におもちゃで遊び、親として、そのおもちゃが「危なくないか」心配したり、おもちゃ屋として、そのおもちゃの「おもしろさ」に気づいたりして、自分では、ずいぶん、おもちゃ屋として大事な体験を、積んできたつもりでしたが、「二人目の子の親」になってみると、そこには、また違う、初めての世界が広がっていました。
先に書いたように、上の子のおもちゃが揃っているため、いわゆる、対象年齢より、早く遊び始めるという特徴もありますし、年の離れた上の子が、細かい部品のあるおもちゃで遊ぶ年頃になっていると、下の子が誤飲しないように、遊ぶ場所を分けたり、保管に気をつかうという、気苦労(?)もあると、実感しました。
兄弟、姉妹のいる、ご家庭は、やっぱり、わが家と同じように、上の子と、下の子の遊びやおもちゃの、「共存」に苦労したりしているのかなぁ?とか、どうやって、うまく、仲良く遊ばせているんだろう?(おもちゃのとりっこも多いし)など、以前よりも、色々、考える事が増えました。
兄弟構成だけでも、色んな子育ての状況があると思うと、お客様に「おすすめは?」と聞かれて、「はいはい、これが、いいですよ〜」とは、簡単に言えなくなります。できるだけ、わが家でよく遊んでいるおもちゃを、「○○だから、遊びやすいです」「○○だから、○才頃から遊べます」などと、子供の実際の遊びに、近い視点で、説明できるように、心がけています。
「子育ての実体験」が、おもちゃ屋には、必要不可欠...と、あらためて思う、今日この頃ですが、わが家の子供は、娘2人。最近の男の子の遊びについては、娘達の保育園の子供達の様子を、垣間見るくらいで、絶対的に実体験がたりません。(自分自身の子供の頃は、今とは、時代が変わってしまって、少ししか参考にならない)
どうぞ、「うちは、男の子だけど、こんな風に遊んでます」と、メールで店長に、教えてください。心から、楽しみにお待ちしております。また、それらのお話は、今後の遊木の商品構成や、お客様からのお問い合わせのお返事をする際にも、参考にさせていただきたいと思います。
●ご購入後のご感想(お客様の声)への投稿は、
こちらから、お願いいたします。
後日談:
最初に与えた、「(下に手をいれづらい)工具セット」のおもちゃでは、
もの足りなくなったまま、宙ぶらりん(?)だった、長女の「大工さんごっこ」ですが、
6才の誕生日に、「トンカチ(ニチガンオリジナル)」を、与えてみました。
その様子は、「トンカチ」のページに、ちょこちょこと、書き足すつもりです。
本当は、写真も、撮りなおしたいのですが、クリスマスシーズンに
突入してしまい、ちょっと、無理かもしれません。
また、探し求めていた、「(下に手をいやすい)工具セット」ですが、
うちで遊んでいる「(下に手をいれづらいデザインの)工具セット(タイのメーカー)」の、
輸入販売元である、フレーベル館が、「オリジナル」で、作った「工具セット」が、
なかなか、良くて、取り扱いを始めることにしました。
これについても「工具セット」のページで。
遊木店長より
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